Hongkong Photography 002
SaiYinPun002 西營盤の宿と食事
西營盤(サイインプン)で泊まったホテル、華麗都會酒店(Grand City Hotel)の周囲には、たくさんの食事処がひしめきあっているという感じでもないのですが、それでも朝食は毎日、ランチと夕食もときどきは近くでとっていました。味は店によりまちまちでしたけど、地元の人たちに混じってのんびり食べるローカルな食事が旅の情緒を掻き立ててくれました。

ある日のランチをとったお店、「叁去壹點心粉麵飯(Three Minus One Restaurant)」。名前のとおり點心のお店です。「叁去壹」は「サームホイヤッ」、「3引く1」という意味だそうです。創業時、3人が出資して店を開く予定が、1人が離脱したため、この名前になったとか。

點心自体は普通に美味しいかなという感じでしたが、ローカル感いっぱいで楽しかったです。
予備知識なしに、たまたまお腹がすいたときに入ったお店でしたが、帰国して、実は超有名店だと知りました。

點心つまみながら、道行く人たちをウォッチングしていました。

高街にある四季茶餐廳。香港に着いてすぐに、ここでランチをとりました。茶餐廳とは大衆的な軽食や喫茶のお店のことかと思います。

ウィンドーにメニューが貼ってあるので入りやすかったです。よく見ると、学生服を着た学生さんには排骨飯が5元ほど学割きかしてくれるみたいですね。

メニューです。「沙爹」は「サテ」。インドネシアやマレーシアの串料理の「サテ」なのでしょうけど、串はなかったので、サテのたれを使った牛肉麺なのかなと思いました。
「火腿煎蛋」はハムエッグ。
「牛油餐包」はバターパン。
「珈琲或茶」はコーヒーまたは紅茶。
これで39香港元。日本円で550円ぐらいでした。

実物はこれです。左は食べかけではなく、ハムエッグの上にバター付きのパンが乗っかっていました。サテのたれの牛肉麺は意外と薄味でした。香港、広東あたりの麺はだいたいあっさり系かと思います。

超大型台風「山竹」上陸前夜。いつになく人通りの少ない皇后大通西(Queen’s Road West)で入った雲吞麺のお店。「MAK MING NOODLES」。ここも帰国してから知ったのですが、ミシュランで☆がひとつついた有名店でした。

ぷりぷりの海老雲吞麺に香港では不足しがちな青野菜。

そしてフィッシュボール。併せて101香港元。1,400円ぐらいでした。

朝食はたいてい、ここで食べていました。香港中、どこへ行っても見かけるファースト・フード風のファミレス、「大家楽」。カウンター横のメニューで注文し、お金を払い、配膳台で受け取るというシステム。

香港の人たちは朝食に野菜をとるという習慣がないのでしょうか。炭水化物だけの食事も、ちょっと誘惑的ではありましたが。23香港元。320円ぐらいでした。

高街にあるタイ・レストラン、Krua Walaiphan。ここは美味しかったです。美味しい店って外から見ただけで美味しいってわかること多いですよね。このお店がそうでした。

セット・ディナーをオーダーしました。

デザートはココナッツ・アイスクリーム。これに紅茶がついて258香港元。3,600円ぐらいでした。スタッフもフレンドリーで、私の持っていたCanon 6Dを見て、カメラ談義に花を咲かせました。

このとき宿泊したホテルです。華麗都會酒店(Grand City Hotel)。ホテル予約サイト、agodaで予約しました。5泊で税サービス料込みで65,950円でした。部屋は狭いけど、香港島の中心に近くMTRやトラムなどの駅も近いという利便性を考えると、たいへんリーズナブルな価格だったと思います。
皇后大通西(Queen’s Road West)に面しているのですが、個人客はいちばん左側の小さなドアが出入口になります。

そして亞厘架巷(Algar Cort)というホテル横の小さな路地の階段を登ったところが第一街(First St.)。MTR西營盤駅のB1出入口はすぐ近くです。

これは団体客を乗せたバスのターンテーブル。基本的には大陸からの団体客が主な客層だったと思います。コロナ禍の数年間、大陸客が絶たれた状況で、ホテルはどうなったのでしょう。次回もここ、と思っていたので気になります。

部屋の窓からの眺望です。20数階だったと思いますが、いかにも香港の中心らしい光景でした。

エレベーター・ホールからの眺望です。
このときが10回目の訪港だったと思いますが、香港島に宿をとったのは3回目。もともと尖沙咀(チムシャツイ)から眺める中環の光景や九龍サイドの混沌が好きだったのですけど、「香港はやはり香港島かな」という印象をもった旅行でした。(2018年9月)